食物酵素について
食物酵素について
近年、酵素は、ダイエットや健康にいいと話題になっています。
酵素は、食べ物の消化や、皮膚の新陳代謝、血液の循環などの体の健康を保つには欠かせない栄養素です。
主に三つありますが、ここでは食物酵素の基礎知識をご紹介していきます。
食物酵素は、主に生の新鮮な野菜や果物、刺身、納豆や味噌などの発酵食品に含まれています。
消化を助けて、体内の消化酵素の消費を補ってくれます。
体内の消化酵素が節約されると、それだけ代謝酵素にまわせるので、新陳代謝や病気の予防、解毒などが活発になります。
その結果、肌の調子、胃腸の調子などがよくなり、代謝力が上がるので、痩せやすくなるわけです。
もう一つ、食物酵素の基礎知識として、胃で胃酸によって分解されてしまうので、殆ど栄養分としては吸収されることはありません。
では、どうして体にいいのでしょうか。
食物酵素の働きは、食べる前の段階で既に食べ物を消化しやすい状態してくれることです。
また、食品内の他の栄養素に働きかけて、様々な科学反応を起こすことで、栄養素の強化や新たな栄養素を作り出すことが出来るのです。
その栄養素が体の中に吸収されることで、体内の新陳代謝などを行う酵素が活性化されるので、健康やダイエットに繋がるわけです。
そのままだと体に吸収されることは、殆どありませんが、栄養素を強化し消化や吸収を高めていくことで、体内の酵素に働きかけて、活性化させて健康な体を作ります。
ですので、最近話題になっている酵素ドリンクや、酵素サプリメントなども有効だということになります。
食物に含まれる消化酵素は、大きく三種類あります。
タンパク質を分解するものはパイナップルやパパイアなどに含まれていて、肉料理などと相性がいいです。
よく、酢豚などにパイナップルが使われているのは、この理由が大きいといわれています。
炭水化物に含まれるでんぷんを分解するものは、大根やキャベツ、山芋、バナナなどに含まれています。
脂肪の分解には、納豆やみそ、漬物などの発酵食品に含まれています。
また、これを補う働きがあるのが、ビタミンやミネラルなどの栄養素です。
ビタミンB群や、ビタミンB2は、ダイエットにも欠かせない脂肪をエネルギーに変える活動をサポートします。
これは、納豆や、ブリなどに含まれています。
また、ただ食べるだけでなく、ひと手間かけることでより、効率よく摂取できる方法があります。
それは、すりおろすことです。
すりおろしは、消化吸収がよくなるだけでなく酵素を取り残すことなく摂取出来ます。
大根おろしなどは、よく焼き魚と組み合わせますが、これも、消化をよくするための意味があります。
他にも、野菜や果物なども、すりおろした方が効果が高まるので、出来ればジュースなどにして皮ごと摂取するようにしたいものです。